2/13 ゆうかつ「こどもの育ちと家族を支える地域」レポート

ちいさな勉強会「ゆうかつ」は、NPO法人須高地域総合支援センター主催の、地域の人たち向けの勉強会です。
今回は、令和8年1月23日に開催された、「~みんなで考えよう~こどもの育ちと家族を支える地域」のレポートです。
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2025(令和7)年度3回目のゆうかつのテーマは「こどもの育ちと家族を支える地域」でした。
2026年1月23日(金)18:00〜19:30
旧上高井郡役所市民交流室でひらかれました。
会場7名、zoomによるオンライン9名(見逃し配信含む)の参加で、このテーマへの関心の高さを感じました。
全国的に、「児童発達支援センター」の設置が課題なっている中で、須高地域も設置に向けて検討が進んでいます。

「面的整備」という聞きなれない方法で進めようということになっている須高地域で、どんな「センター」を作っていくのかを考えるには、今ある「機能」と今足りない「機能」=ニーズを洗い出すことが必要です。

ここを今この地域で一番わかっている、見えているだろう人は・・・と考えて
教育分野から 須坂市の教育援コーディネーターの三溝みつえさん
福祉(療育)分野から 療育コーディネーターの水野真由美さん
をお招きして、須高地域の子どもを取り巻く現状と課題をお話しいただきました。
奇しくも「コーディネーター」という役割をになっているおふたり。
改めて考えてみると、コーディネーターってどういう役割なのでしょうか?
AIによると・・・「調整役」「まとめ役」「専門知識を活かした提案役」として、
関係者間の情報やニーズをつなぎ、最適な形に整えることが役割。だそうです。
成人期の支援が主の私からみると、生活介護や就労系支援の現場で、
子どもの頃からの情報が全く引き継がれていないことが多く、子どもと大人の支援の間の分断を感じています。
おふたりが大切にしていることは「子どもたちの安心・安全」と「その子がその子のままでいられること」。
そのために、水野さんは、病院、療育機関、相談機関、保育園など、そして学校と、子ども・家族をつなぐことに心を砕いています。
三溝さんは、就学までに家族や療育機関などが子どもたちにかけてきた思い(熱量)を学校につなぐこと、
そして学校だけが特殊な場にならないよう地域とのつながりを維持することを大切にしたいと言います。
おふたりがやっていることは、児童発達支援センターの中核になる機能に当てはまる部分が大きいのではないでしょうか?
水野さんの資料によると、なぜ児童発達支援センターが必要になったのかの理由は3つ。

そして、児童発達支援センターの中核機能は、この4つ

この機能を、地域の中の今ある機関や人をつなげて、「センター」的に動かしていこうというのが、面的整備です。
ふたりによってすでに機能している・・・でも、センター機能が必要ということは?
ニーズに追いついていない、ということかもしれません。
ゆうかつに参加してくださったご家族からの声は、「困っている」「なんとかならないか」というものが多かったです。
支援者の立場からも、地域の中で日々感じる「足りなさ」をどうしたらいいのか・・・という声がありました。
成人期まで切れ目ない支援をつないでいくために、どこ・誰と、どうつながっていけばいいのでしょうか。
水野さんから紹介のあった「松本市インクルーシブセンター」など、先駆的な取り組みから、どんな機能がどう実現できるのかを知ることができそうです。
児童発達支援センターが、須高地域の子ども施策の中に位置づいて、
全ての子どもが安心・安全に育まれる地域を作っていくために機能するといいなと思います。
今回のゆうかつを機に、子どもに関わる人だけではなく、大人の支援をする人も、
そして、障害のある人たちに関わる人だけではなく、地域のみんなで考え作っていく動きを起こしていきましょう。
児童発達支援センターについては、令和8年度から、須高地域の自立支援協議会こども部会にワーキンググループを発足させて検討していくことになります。
須高地域総合相談センターは、自立支援協議会の事務局をになっています。
ぜひ、皆さんの声をお寄せください。
(山口久美:須高地域総合支援センター理事・ゆうかつコーディネーター)

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